重要 : すべてのシステム部品が収納されてからオイルを追加しま
す。 そうしないと、 オイルタンクの容量以上のオイルがシステムに入
ってしまいます。
4.5 油圧接続
テフロンテープまたはその他の適
切なシール材を油圧ホースの継手
に1〜1/2回転巻き付け、 図5のよう
に1つめのネジ山を完全に露出させ
た状態にします。
ホースをバルブの放出ポートにねじ込みます (バルブ本体を見て、
ポートを識別してください) 。
前進用ホースはバルブポート 「A」 へ。
戻り側ホースはバルブポート 「B」 へ (該当する場合) 。
ゲージはバルブポート 「GA、 GBまたはGP」 へ。
( 「GA」 は 「A」 ポートの圧力を、 「 GB」 は 「B」 ポートの圧力を、 「 GP」 は
システム チェック用に下流側ポンプ圧力を測定します) 。
5.0 運転
1. ポンプのオイルレベルを確認して、 必要ならオイルを追加します。
2. 搬送用プラグを取り外し、 ブリーザキャップが取り付けられている
ことを確認します。 ( セクシ ョン4.1参照)
3. 手動制御バルブを中立の位置にしてください。
4. ユニッ トに吸気用配管を接続します。
5.
エアモーターを始動するには、 エアバルブを内側にスライドさせ
ます。
6.
エアモーターを停止するには、 エアバルブを外側にスライドさせ
ます。
5.1 手動によるバルブ操作
VM32 (図6参照)
1.
前進
2.
後退 (中立)
VM33, VM33L, VM43,
VM43L ( 図 7を参照)
1.
前進
2.
後退
3.
中立
図 5
2
1
タンク
圧力
図 6
3 - In Use
B
A
2
1
3
7
図
5.2 逃し弁の調整
Z-Classのポンプには、 調整可能な安全弁が付属しています (図8を
参照) 。 調整は以下のように行います。
1.
ポンプにゲージを取り付けます。
2.
ポンプを始動してオイルを温めます。
3.
ネジの固定用ナッ トを緩めます。
4.
制御バルブを動かしてシステムに圧力をかけます。 アレンレン
チを使用して、 圧力を下げるには反時計回りに、 上げる場合は
時計回りに設定ネジを回します。
注意 : 正確に設定を行うには、 圧力を最終的に設定圧力より低
く してから、 最終的な設定圧力までゆっく り圧力を上げます。
5.
目的の圧力に設定されたら、 固定用ナッ トを締め付けます。
6.
制御バルブを中立の位置にして、 システムの圧力を0 psiに戻し
ます。
7.
制御バルブを動かしてシステムに圧力をかけ、 最終的な設定
圧力を再確認します。
6.0 メンテナンス
漏れや損傷が発生していないか、 システムの部品すべてを頻繁に
検査します。 損傷した部品は修理または交換します。
6.1 オイルレベルの確認
始動前にオイルレベルを確認し、 必要であれば補充ポートキャップ
を外してオイルを追加します。 オイルタンクにオイルを追加する前
に、 シリンダが完全に後退していることを常に確認してください。 図
2を参照。
6.2 オイルの交換とオイルタンクの洗浄
Enerpac HFオイルは、 鮮やかな青色をしています。 ポンプのオイル
と新品のEnerpacオイルの状態を比較することにより、 オイルの汚
染状態を頻繁に確認します。 一般的に、 250時間毎、 または汚れた
環境で使用している場合はこれより短い期間で、 オイルタンクから
オイルを完全に抜いて洗浄します。
注意 : この手順を行うには、 ポンプをオイルタンクから取り外す必要
があります。 汚れていない作業台で洗浄を行い、 使用済みのオイル
は地域の規則に従って処分します。
1.
オイルタンクのカバープレートを固定している13本のボルトを
外して、 ポンプユニッ トをオイルタンクから取り外します。 フィル
タスクリーンを損傷しないように注意します。
2.
すべてのオイルをオイルタンクから抜き取ります。
3.
オイルタンクとオイルタンクのマグネッ トを適切な洗浄剤で完
全に洗浄します。
4.
ピックアップフィルタスクリーンを取り外して洗浄します。 ( 損傷
を避けるために、 スクリーンや吸入口の底を引っ張らないでく
ださい) スクリーンを溶剤と柔らかいブラシを使って洗浄しま
す。 元に戻します。
5.
ポンプとオイルタンクをもう一度組み立て、 新しいオイルタン
59
安全バルブ本体 (安全バルブ本体を
回転させないでください)
設定ネジ
固定ナッ ト
図
8