DS P PR O I CEだけの補 足機能
2. 送信パラメータチェック機能
アバランチビーコンの送信信号は、 ヨーロッパ基準EN300718に基づいたものでなければなりませ
ん。 最重要なパラメータは、 周波数、 パルス長、 周期長です。 捜索時、 規格外パラメータのデバイスは、
重大な制限を生じる可能性があります。 グループチェック機能 (取扱説明書内 ビーコン チェック | グ
ループチェック をご覧ください) では送信信号の有無とその周波数をチェックしますが、 PIEPS DSP
PRO ICEは送信パラメータを総合的にチェックすることが可能になります。
送信パラメータチェック機能の起動
1. ピープスDSP PRO ICE
のメインスイ ッチをSEND
(送信)にします。
2. 画面に"CH"が表示されるまで待ちます
(CH = CHECK)。
3. スキャンボタンを押し続けます。
この機能はスキャンボタンを押し続けている間は有効です。 この機能を終了するにはスキャンボタンを
離します。 3秒のカウントダウン後、 あなたのPIEPS DSP PRO ICEは自動的にSENDモードになりま
す。 なお、 カウントダウン中にもう一度スキャンボタンを押すと機能を有効することができます。
注 :
正確な測定には少し時間がかかります ! また、 パートナーのトランシーバは、 5メートル以内を維持
する必要があります。
チェック
結果
チェックモード 受信範囲内の複数のト
OK : デバイスは許
ランシーバ !
容範囲内での送信
をしています。
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3秒カウントダウン
Error : デバイスは許容
デバイスは連続的な信号
範囲内での送信が出来
を送信しています。
ていません。
DSP PR O I CEだけの補足機能
3. 周波数計測
SEARCH (受信/捜索) モード時にスキャンボタンを3秒間押し続けます。 ピー
プスDSP PRO ICEは周波数測定機能を用いて、 他の全てのビーコン周波数
をチェックします。 ビーコンの最も強い周波数が測定されます。 基本の周波数
である457kHz ( キロヘルツ) からの偏差を表示します。 表示された数値が偏
差 (Hz/ヘルツ) です。 右方向への矢印が+ (プラス) で、 左方向への矢印が- (
マイナス) を表します。
周波数測定はスキャンボタンから手を放すことで終了します。
重要!
最高の状態を維持するためにツアーの度にあなたのパートナーのビー
コンの周波数をチェックして下さい。 ヨーロッパ基準EN300718によると、 ビ
ーコンの周波数は457kHz±80Hzの範囲内で送信されなければなりません。
ビーコンがその機能を最大限に発揮するためには、 送信周波数の偏差は最大
で±30Hz以内の範囲内にあるべきです。
4. TX600サポート
ピープスTX600はヨーロッパ基準EN300718 (457kHz+/-80Hz) 外の
456kHZで全てのピープスDSP PRO ICEによって受信することができる犬
や機器用の小型送信機です。
SEARCH (受信/捜索) モードでマークボタンとスキャンボタンを同時に3秒
間押し続けます。 ピープスDSP PRO ICEはTX600モード (ディスプレイ
に'TX'表示) へと切り替わり、 最も強いTX600信号の方向と距離を表示しま
す。 また、 マーク、 スキャン機能はTX600でも使用できます。 再び、 ヨーロッパ
基準EN300718に基づいた捜索を開始するにはピープスDSP PRO ICEを
一度、 SEND (送信) モードにした後、 SEARCH (受信/捜索) モードに切り替
えます。
重要!
標準の捜索モードでは、 ピープスDSP PRO ICEはTX600を表示し
ません。 そのため実際の捜索活動は影響を受けません。 特別なモードに切り
替わらないTX600の検知はごく近く の1m以内です。
例: 図は457kHz+
10Hzであること
を表示しています。
(=457.010Hz)
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