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3 ドリーの固着
3.1 直径14.2mmまたは20mmのドリーを使用する
試験面のドリーを固着させる部分とドリーの底面を研磨パッドで磨きます。適切な溶剤を使って、
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両方の接着面から油分を取り除き、溶剤が乾くまで待ちます。
アラルダイト接着剤の2つの液を同量混合し、ドリーの底面に均一に薄く塗ります。
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ドリーを試験面にしっかり押し付け、はみ出した余分な接着剤を取り除きます。
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接着剤が硬化するのを待ちます。硬化時間については、8ページのセクション10「接着剤」を参照
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してください。
注:立面を試験する場合は、必要に応じて、接着剤が乾くまでドリーをテープで固定してください。
必要な場合は、付属している円形カッターを使って、ドリーの周りの塗面に切り込みを入れます。
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3.2 直径50mmのドリーを使ってコンクリート面を試験する
直径50mmのドリーを使ってコンクリート面を試験する場合は、コンクリート
面に切り込みを入れなければならないことがあります。
試験する塗膜の厚さが0.5mm(20mil)以上の場合は、円形カッターとドリ
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ル軸足(手廻しドリルかボール盤に装着)を使って、コンクリート面に
「環」を切り込みます。
注:必ず、塗面に対して垂直に切り込み、ねじったり歪ませたりしないでください。
試験面の過熱や埃の発生を防ぐために、必要に応じて、冷却水を流してください。
セクション3.1の手順1~4に従って、「環」の内側にドリーを固着させます。
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塗膜の厚さが0.5mm(20mil)未満の場合は、ドリーを固着した後で、ナイフで切り込みを入れてもかま
いません。
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