備考
装着者の体重が制限以下の場合に限り、本書に記載の方法でラミ
ネーションをおこなうことができます。ラミネーションについて
は、義肢装具士の責任のもとで行ってください。
5.1 ソケット製作の準備
>
必要な工具と材料:
99B81 PVA バッグ、616G6 ダクロン®フェルト、623T3 ペルロン
ストッキネット、616G12
617H32* ペディリン発泡材、636K8* プラスタバンド、633F23=1
シリコーングリース、617H21
617H119 80:20 PRO オルソクリル注型用樹脂
1)
PVA バッグを陽性モデルの上に被せます。
2)
陽性モデルにダクロンフェルトを1層被せ、縁部に沿うように
フェルト布をしっかりと延ばします。
3)
更にペルロンストッキネットを2層被せます。
4)
3層のカーボンファイバーシート(およそ15 cm x 15 cm )を、モ
デルの遠位端部分に置きます。
5)
更にペルロンストッキネットを2層被せます。
6)
PVA バッグを陽性モデルの上に被せます。
7)
オクソクリル注型用樹脂を使用してラミネーションを行ってくだ
さい。
8)
ラミネーションレジンが硬化したら、PVA バッグを取外します。
9)
モデル遠位をペディリン発泡材で断熱してください。
10) サンドペーバーで発泡材を整えて、くびれのように細くします
(画像参照 2)。
11) 発泡材にシーリング樹脂を塗ります。
12) ラミネーションディスク下の穴をプラスタバンドで塞ぎます。
13) ラミネーションダミーの接合面にシリコーングリースを塗って、
ラミネーションディスクの上に置きます(画像参照 3)。
カーボンファイバークロス、300
オルソクリル
シーリング樹脂、
5.2 ソケットの成形
>
必要な工具と材料:
99B81 PVA バッグ、623T9 ナイグラスストッキネット、616G4
ファイバーグラスマット、616G12
616G14* カーボンファイバーストッキネット、617H119 80:20 PRO
オルソクリルラミネーションレジン
ソケット製作の準備をします(103 ページ参照)。
1)
2)
ナイグラスストッキネット2層をとじあわせて陽性モデルの上か
ら被せます。
3)
ファイバーグラスマット1層を陽性モデルの上から被せます。
4)
陽性モデルの上からカーボンファイバークロス1層を縁から
2 cmのところまで被せます。
5)
陽性モデルの上にラミネーションディスクを置きます。
6)
更に2層のナイグラスストッキネットを被せ、ラミネーションア
ンカーの溝の下で結びます(画像参照 4)。
7)
ナイグラスストッキネット1枚を陽性モデルの2倍の長さに切りま
す。ナイグラスストッキネットを陽性モデルの半分まで被せま
す。
8)
6 cmから8 cm幅のカーボンファイバークロス(616G12または
616B17)でラミネーションディスクと発泡材の部分を強化しま
す。
9)
ラミネーションディスク溝の カーボンファイバークロスを結びま
す。
10) ナイグラスストッキネットのもう半分を陽性モデルに被せます。
11) カーボンファイバーストッキネット1層を陽性モデルの1.5倍の長
さに切ります。
12) カーボンファイバーストッキネットを陽性モデルの遠位半分まで
被せ、ラミネーションディスク溝で結びます(画像参照 5)。
余ったカーボンファイバーストッキネットを陽性モデルの上に折
りたたみます。
13) ナイグラスストッキネット2層を陽性モデルの上から被せます。
14) カーボンファイバーストッキネット1枚を陽性モデルの1.5倍の長
さに切り、陽性モデルの上から被せます。余ったカーボンファイ
バーストッキネットを陽性モデルの上に折りたたみます。
カーボンファイバークロス、
103