• 新しい集塵パックを塵埃ケースに取り付けます。その際、集塵パックがガイドの溝に正しく挿し込ま
れているか、また、貼り付けの垂れが上方向になっているか注意して下さい(図11)。
• 塵埃ケースのパッキンが損傷していないか検査して下さい、必要に応じて交換して下さい
(図12a、b)。
• 塵埃ケースをまっすぐカチャッと締まるまで押し込んで下さい。その際、塵埃ケースがガイド内に正
確に差し込まれるように注意して下さい(図13)。
• フロントカバーを下に掛け (図14) 、上を挟まるまでストップボルトに押し込んで下さい (図15)。
6.3
フィルター
吸引装置はフィルターなしでは、絶対に運転しないで下さい。
6.3.1 ファインフィルターの交換
ファインフィルターは定期的に、少なくとも一年に一回検査し、交換して下さい。集塵パックを交換し
たにもかかわらず、「フィルター交換」表示(K)が再度点灯する場合には、ファインフィルターは必ず
交換して下さい。
ファインフィルターを交換する際に、粉塵への曝露が増える危険性があります。
そのため、以下の対策が必要です:
• 新しいフィルターが入ったビニール袋を用意しておく。
• 他の作業台用除塵装置や吸引チューブを準備しておく。
• 保護用マスク(FFP2)以上を着用してください。
• 下部フロントカバーを前に抜いて下さい(図16)。
• ファインフィルターを時計回りと逆方向に回して下さい(図17)。
• 微粒子フィルターをまっすぐ前方に引き、ユニットから引き出します(図18)。
• ファインフィルターはすぐにビニール袋に入れ、しっかりと密閉して 粉塵の飛散を防止してくださ
い。
• 適切に廃棄してください。
集塵パックの廃棄処理時には現地の規定と事故防止規定に注意して下さい。
フィルターの被膜に応じて人的保護具を着用して下さい。
• 新しいファインフィルターを取り付け、固定クランプで押し込んで下さい(図19)。
• ファインフィルターを時計回りに回し、固定して下さい(図17)。
• フロントカバーのパッキングが損傷していないか検査し、必要に応じて交換して下さい(図20)。
• フロントカバーをカチャッと締めて下さい(図21、22)。
• 追加の集塵装置を使用して、放出された粉塵を吸引してください。
6.3.2 排気フィルターの交換
排気フィルターには特に吸引タービンのカーボンブラシの摩擦破片が集まります。フィルターは一年に
一回交換して下さい。
• フィルターカートリッジの4つのノッチを押し込み、フィルターカートリッジを下に引いて下さい(図
23)。
• フィルターとフィルターカートリッジを秩序正しく廃棄処理して下さい。
集塵パックの廃棄処理時には現地の規定と事故防止規定に注意して下さい。
フィルターの被膜に応じて人的保護具を着用して下さい。
• 新しいフィルターマットを取り付けた状態で滑らかな面が下方または外側に向くようにフィルターカ
ートリッジに差込んで下さい。
• フィルターの付いた新しいフィルターカートリッジを排気口上に置いて下さい。
• 正しく固定しているか、またノッチがカチャッと締まっているか注意して下さい。
6.3.3 電子フィルターの交換
電子フィルターで電子装置に冷却エアーが供給されます。フィルターの被膜はラボ内の状況によりま
す。
フィルターは一年に一回検査し、必要に応じて交換して下さい:
• フィルターカートリッジの2つのノッチを押し込み、フィルターカートリッジを後方に引いて下さい
(図24)。
• フィルターとフィルターカートリッジを秩序正しく廃棄処理して下さい。
集塵パックの廃棄処理時には現地の規定と事故防止規定に注意して下さい。
フィルターの被膜に応じて人的保護具を着用して下さい。
• フィルターの付いた新しいフィルターカートリッジを開口部上に据えて下さい。
• 正しく固定しているか、またノッチがカチャッと締まっているか注意して下さい。
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