6. 「STOP」 (写真 18-J)ボタンで、運転停止し
ます。作業を一時的に、もしくは完全に停止した
い場合、このボタンで自由に停止できます。その
場合、装置は設定してある時間の最初からのスタ
ートとなります。
作業上のヒントおよび指示 :
• サンドブラストする前に、鋳造物をある程
度、掘り出しておくことで、ブラスト時間を
短縮できます。
• スプルーをカットしておけば、ブラスト効果
が50 %アップします。
• 鋳造物を1個だけブラストしたい場合、鋳造し
たメタルの押し湯部分を加えて運転すれば、
鋳造物の回転が促進されます。
5.3 マニュアルモード動作
1. ボタン(写真 18-G)を押して、
装置のスイッチを入れた後、ボ
タン(写真 18-E)を押してマ
ニュアルモード切り替えて下さ
い。 LED表示画面にドットのみ
が点灯します。
2. 装置はフットスイッチによってのみ、操作できま
す。 マニュアルモードでは、回転バスケットは
作動しません。
3. 集塵装置は、ブラストが開始すると、連動して稼
動します。
4. ここで、ボタン(写真 18-E)を押すと、オート
マティックモードに戻ります。
5. マニュアルモードでは、ブラストノズル(写真
15-A)をホルダーから外し、手に持って作業す
ることもできます。
5.4 集塵
1. 装置背面の上部にある回転スイッチ(写真 21)
で、コンセント(写真 13-A)に接続された集塵
装置のフォローアップ運転時間を5~30秒間の範
囲内で無段階に設定できます。
2. 装置をクリーニングする場合など、ボタン(写真
18-F)を押すことで、集塵装置をサンドブラスト
運転に依存せずに、オン・オフできます。安全
上、サンドブラスト運転中に、集塵装置をストッ
プすることはできません。
3. バリオジェット は、レンフェルト集塵装置の使
用に合わせて、出荷されています。レンフェルト
集 塵装置は簡単な設定でお使い頂けます。
作業上のヒントおよび指示 :
• 集塵装置のフォローアップ運転中に、設定時
間を変更することはできません。
• サンドの集塵中、 バリオジェットは集塵ホ
ースによって静電気が発生することがありま
す。(集塵ホースをアースされている金属に
触れさせておくことによって避けることがで
きます)
5.5 警告機能
ガラスプレートが開いていると、赤色LED (写真
18-D)が点灯し、サンドブラスト運転はしなくな
り、表示は点滅します。
5.6 回転バスケット、引っ掛かり
防止バンド
回転バスケットの内部には、ゴム製の保護バンドが
装着されており、鋳造物が穴が開けてある壁面に引
っ掛かかりバスケットの磨耗を早めることから守っ
ています。このバンドを取り外すことは可能です
が、同時にバスケットの磨耗が早まることを考慮し
て下さい。
5.7 回転バスケットの取り外し
マニュアルモードでの作業時、回転バスケットは簡
単に取りはずすことができます。バスケットをモー
ターフランジから手前方向に引き抜いて下さい。(
バスケットを両手で持って、少し揺すりながら外
し、ブラスト室から取り出して下さい)再取り付け
の際は、バスケットをフランジの奥までしっかりと
押し込んで下さい。(正確な取り付けのためには、
ゴムマットを取り外しておいて下さい。バスケット
の開口部から、フランジが見えて取り付けが容易に
なります(写真 22)。)
5.8 ブラストノズルと回転バスケ
ットとの設置距離
ブラストノズル(写真 15-A)と回転バスケットとの
距離は、ブラストする鋳造物、用途によって、3段階
に設定できます。スタンダードでは、ブラストノズ
ル本体は中間ポジションに取り付けられます。特別
な使用においては、ブラストノズル本体をホルダー
から外し、位置を変更して下さい(写真 23)。
作業上のヒントおよび指示 :
ブラストノズルのポジション位置設定:
• ポジション 1: バスケットとの距離、最小 >>>
通常、鋳造物1~2個
• ポジション 2: バスケットとの距離、中間 >>>
通常、鋳造物3~5個
• ポジション 3: バスケットとの距離、最大 >>>
通常、鋳造物5個以上
6. 清掃メンテナンス
時々、バリオジェットを点検して下さい。配線、接
続ホースの緊密度、損傷箇所の点検、メッシュプレ
ートの清掃を行って下さい。清掃には、溶剤を含ま
ない洗剤(石鹸水など)を使用して下さい。
6.1 水抜き
メンテナンスユニットに凝水が溜まっていないか確
認して下さい。水抜きには、メンテナンスユニット
の、水抜き栓を押して下さい(写真 20-A)。
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JA